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「まったく、人をバカにした話だと思いますよ。152万円も出して、ダミー(偽物)を3万5000冊も買って並べるというのですから」 そう憤慨するのは、山口県周南市のある市議会関係者だ。 憤るのも無理はない。昨年12月に開催された市議会の予算委員会で、市が来年2月オープン予定の新図書館の開館準備に「ダミー本を3万5000冊分、約152万円で購入」することを明らかにしたからだ。 「ダミー本」とは、ダンボールでできた中身が空洞の偽物の本のこと。マンションのモデルルームなどで、部屋のインテリアをオシャレに演出するために使われる洋書風の小道具といえば、イメージしやすいだろう。その偽物の本を、よりによって新設する公共図書館に3万5000冊分も入れる計画というのだ。 仮に1冊2センチの厚さの単行本を寝かせて縦に積み上げると、その高さは700メートルにもなる。 偽物に152万円も使わず、1冊2000円の本を7
埼玉県熊谷市の中学校が、問題行動がある生徒などの情報を地域で共有したいとして、生徒13人の名前が書かれた資料を地域の自治会長などに配布していたことがわかりました。熊谷市教育委員会は「個人情報の取り扱いに注意が必要だった」としています。 このうち5人は住所も記されていたほか、顔写真も添えられ、「学力が低い」「暴力的な言葉を使う」などと、学校での様子などが書かれていたということです。 会議には、自治会長のほか、児童委員や小学校のPTAの会長など17人が出席し、ほとんどの人が配布された資料を持ち帰ったということです。 会議の翌日、子どもの名前が資料に書かれた保護者から苦情が寄せられ、学校は資料を回収したということです。 熊谷市教育委員会は「個人情報の取り扱いに注意が必要だった。非行防止のため地域に現状を伝えることは必要だが、個人情報をどこまで示すのかは、今後検討したい」としています。
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