いま、図書館のこれからを考える いま、日本の公共図書館は様々な模索をしている。本以外の生活必需品を貸し出し、人々が気軽に集える空間をつくり、子どもたちの相談にものる。また、被災地や過疎化が進む地域で、住民たちの繋がりのためのハブの役割を果たしたり、マイノリティにも平等に開かれた設備を整えたり……本特集では、民主主義と自由な学びの砦として、市民たち自身が支え合う図書館の未来と本の生態系について多角的に考察する。 【目次】 特集*図書館の未来 【インタビュー】 図書館は民主主義の学校である / 岡本真 【討議】 新しい公共の場 / 猪谷千香+鎌倉幸子 【公共図書館の実験】 図書館と「ものがたり」——地方から考えるこれからの図書館 / 嶋田学 〝公共〞図書館の行方 / 新出 人と共にある図書館の未来は明るい / 高橋真太郎 図書館を持つ複合の場から——その実践と近未来 / 小川直人 多からなる一