フロンは、オゾン層を破壊する物質だということを知っている人は多いでしょう。 オゾン層は、上空10~50キロメートルの成層圏にあって、有害な紫外線が地表に届くのを防いでくれています。 そのオゾン層を破壊するということで、フロンの生産や使用は制限され、もはや身の回りで目にすることはありません。 今では、すっかり悪役になってしまったフロンですが、開発当時は「夢の化学物質」と言われて大歓迎された物質だということをご存知ですか? そんなフロンの特性と歴史をわかりやすく説明してみたいと思います。 フロンとは何か 実はフロンは特定の物質の名前ではなく、「フロンとは何か?」と訊かれても明確な答えはありません。 Wikipediaにも フロン類(フロンるい)は、炭素と水素の他、フッ素や塩素や臭素などハロゲンを多く含む化合物の総称。場合によって指す物質の範囲は異なる。 Wikipedia と書かれています。
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