本日 2019年4月9日の麻生財務大臣のご発表の通り、新千円札の図柄に、学祖北里柴三郎の肖像が採用されました。 https://www.mof.go.jp/currency/bill/20190409.html 学校法人北里研究所・北里大学として、大変、名誉な事であり、また、この機会に学祖北里柴三郎の経歴と業績についての概略を述べさせていただき、国民の皆様に身近に感じていただければと思います。 北里柴三郎は1853年1月29日、現在の熊本県阿蘇郡小国町に生まれ、1871年熊本医学校に入学、1874年に東京医学校(1877年に東京大学医学部に改称)に入学し、卒業後、1886年にドイツに留学しました。ドイツでは、細菌学の第一人者であるベルリンのローベルト・コッホに師事し、1889年に、破傷風菌の純粋培養に成功、さらに1890年には破傷風菌毒素に対する血清療法を確立しました。帰国後の1892年、