【98年W杯日本代表・城彰二の視点】歴史的勝利を生んだ「コロンビアの自滅」 願ってもないプレゼント――日本代表が2-1と歴史的な勝利を収めたロシア・ワールドカップ(W杯)初戦コロンビア戦の最大の勝因を挙げるなら、やはり前半3分に起きた退場劇に尽きるだろう。 【PR】Jリーグ全試合配信、サッカー観るならDAZN! オリジナル番組も充実 もちろん、そこに至るまでの大迫勇也の飛び出しからの粘り、こぼれ球に素早く反応しシュートを放った香川真司のプレーは素晴らしかったが、それがコロンビアのカルロス・サンチェスのハンドを招き、一発退場となる展開など両チームの監督が描くプランには全くなかったはずだ。このPKを香川が冷静に決めて先制。日本の試合への入り方はこれ以上ないほど完璧なもので、相手が早々に一人いなくなったことで選手も精神的に少し楽になったと思う。 その後、数的優位に立ったからといって攻め急がず、し