高額な成長因子不要の細胞培養技術で、 低コスト、大規模培養を実現! 事業や製品・サービスの紹介 動物の細胞を培養してつくられた人工肉が食卓に並ぶ――。そんなSF映画のような世界を実現化しようとしているのが、インテグリカルチャー株式会社である。東アジアエリアで唯一、人工肉の事業化に取り組んでいるベンチャーだ。 「細胞培養で食肉をつくる」というアイデアは19世紀からあったが、培養に使用する成長因子が高額であることが最大の課題となっていた。そうしたなか、同社は成長因子を添加することなく人工肉を生産する技術「Culnet System」を開発した。同技術は培養液を循環させながら、さまざまな部位の細胞を組み合わせて培養することで人工肉をつくる仕組み。最大の特徴は、多様な細胞を低コストかつ大量に培養できる点にある。 同社では、既存の培養液に含まれる牛胎児血清(FBS)を動物由来成分不使用の血清代替品で