球磨川の氾濫で被害を受けた熊本県の人吉市や球磨村などについて、国土地理院がSNSに投稿された画像などをもとに浸水の深さを推定したところ、最も深いところで8メートルから9メートルほどに達しているとみられることが分かりました。 浸水は球磨川周辺の比較的標高の低い地域に集中し、浸水が最も深かったのは、熊本県球磨村の渡(わたり)地区のうち畑や森林が広がる場所で、深さは8メートルから9メートルほどに達しているとみられるということです。 JR人吉駅周辺にも浸水が広がっていて、深さも1メートルから2メートルほどに達しているとみられます。 ただ、SNSの投稿をもとに推定しているため、実際にはさらに浸水が広がっている可能性があるとしています。 国土地理院はこの推定図を救助や復旧活動に役立ててほしいとしています。