野田財務相は15日午前の閣議後の記者会見で、靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯について、戦争犯罪人には当たらないとの考えを示した。 野田氏は、2005年の小泉政権当時に政府に出した質問主意書で、サンフランシスコ講和条約などで戦犯の名誉は法的に回復されているとし、「戦争犯罪人ではない」と指摘していた。記者会見では「考え方は基本的に変わりはない」と語った。首相の靖国参拝は「首相になる方の判断だ」と述べるにとどめた。
「息してくれ…」プールに浮かぶ心肺停止の女性 無我夢中で心臓マッサージ スポーツクラブ職員が連携し命救う 1月30日、長野県松本市のスポーツクラブの職員らが、プールで心肺停止となった女性を速やかに救助したとして、消防から感謝状を贈られた。スタッフは「息をしてくれ」と無我夢中だったと、当時の緊迫した状況を話してくれ…
宮城県東松島市大曲浜のノリ養殖業者の女性たちでつくる「のり工房 矢本」が、津波に襲われながらも奇跡的に残ったノリの販売を始めている。「地元の品を送って、『ありがとう』の気持ちを伝えたい」と、被災者が震災の見舞い返しとして買い求めるなど人気を呼んでいる。 大曲浜のノリは今年まで6年連続で皇室に献上する特産品だが、津波で漁船や施設が壊滅した。工房の代表、津田清美さん(52)は「みんなで手にした『献上ノリ』の看板を養殖再開の日まで忘れられないように」との思いを込める。 工房は昨年6月、一家でノリ養殖を営む津田さんと阿部美知江さん(52)が設立した。厳選した風味豊かな上級品を塩ノリや焼きノリにして直販。夫や息子が丹精込めたノリを新鮮なうちに消費者に届けられるのが喜びだった。 津田さんの夫千家穂(ちかお)さん(50)は1月の品評会で優勝。「献上ノリ」の栄誉を手にした直後に、漁船や養殖施設、自宅を流さ
印刷 関連トピックス九州電力原子力発電所 「やらせメール」や住民説明会への動員など九州電力の不祥事を巡る調査妨害問題で、玄海原子力発電所(佐賀県)の説明会関連資料から、佐賀県議らの個人名がある文書だけが大量に抜き出され、捨てられようとしていたことがわかった。佐賀支社が本社の原発部門に資料廃棄の指示を仰ぐなど、組織的な妨害の可能性が強まっている。 九電の第三者委員会(郷原信郎委員長)は9日、原発本部の中村明副本部長の指示で、2005年にあった玄海原発の説明会資料の一部が廃棄されていたと発表。本社の原発本部のファイルにあった一部文書が捨てられ、佐賀支社でもファイル15冊が処分される直前に見つかったとしていた。 九電幹部によると、改めて社内で調べたところ佐賀支社では、ファイル15冊から厚さ約5センチ程度(数百枚程度)の文書を捨てようとしていた。第三者委に情報提供があり、処分直前に確保された
印刷 東日本大震災の犠牲者を追悼し、流された灯籠(とうろう)=13日午後7時20分、宮城県名取市、小川智撮影 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区で13日、犠牲者を鎮魂する灯籠(とうろう)流しがあった。 市観光協会と地区の住民たちによる実行委員会が主催した。亡くなった家族や友人に向けて《天国の方から見守ってください》といったメッセージが記された灯籠1200個が名取川に浮かべられた。 名取市の死者数は、12日現在911人。82人が行方不明のままだ。閖上に住んでいた弟夫妻を津波で失った仙台市太白区の土屋英夫さん(66)は《むこうでも2人で仲良くやってくれ、こっちは大丈夫だから》と書いた。「まだ悲しみを引きずっているけど、少しでも思いが届いてくれたらうれしい」(古庄暢)
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