【北京・成沢健一】ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏(54)の妻、劉霞さん(49)は16日、自由に買い物をしているかのような演出に自身が利用されたとして簡易ブログ「ツイッター」で当局の手法を批判した。 「兄弟たちはきっと私のことを笑うでしょう」との書き出しで始まるつぶやきによると、警官に「妻への誕生日プレゼントを買いに行けないので一緒に」と誘われ、ショッピングセンターに行ったところ、劉霞さんはあちこちから不審な人物に写真を撮られた。店員も「なんでこんなに多くの人が撮影しているのか」と不思議がっていたという。 劉霞さんは「記者だけでなく関係部門も私を撮りたがっていると知った。自由にショッピングをしているように見せて、軟禁状態であることを否定したいのだ」と指摘した。 劉霞さんはノーベル平和賞授与が発表された8日夜から軟禁状態に置かれ、14日からは買