富士通研究所は、仮想デスクトップの操作応答性を向上させる高速表示技術を開発した。動画や高精細な画像転送する際のデータ量を従来の約10分の1に削減し、スマートフォンなどモバイル環境に広げることが可能になるとしている。 仮想デスクトップ環境では、クラウド内に置いてあるデスクトップ画面データを、画面更新のたびごとにクライアント端末に送信することで遠隔地からの利用を可能にしている。PCのローカルにインストールしたアプリケーションと同等の操作応答性を実現するには1クライアント当たり10Mbps程度のデータ転送が一時的に必要だが、ネットワーク帯域の問題などから難しい場合が多く、操作の不便につながっていた。 新たに開発した仮想デスクトップ高速表示技術「RVEC(レベック:Remote Virtual Environment Computing)」では、画面更新が多い領域を自動的に抽出し、更新頻度に応じて
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