いや、一からというのはちょっと大げさで、実際には昔教えたことのある人からもらった教材を参考にしたりはするのだけど。 そして、テキストにプラスして研究論文のうちで授業に取り上げるものを選んだりもする。 授業で取り上げる論文を選ぶなんて簡単な作業に聞こえるかもしれないが、これが結構、大変だ。 というのは、研究論文は涙がでるほど感動的なものから、言っては悪いけれど「この人なんでこんなつまんないことわざわざ書いたの?」と思うようなもの(僕も書いたことたくさんあります……)まであるので、学生に教える価値のあるものを自分の判断で選ばなければならない。 そのうえで、授業の流れに沿うような紹介の流れを考える。個々の論文は非常に狭い範囲の事柄を掘り下げているのが普通なので、授業をするためにはそこに書かれていない流れを探しだすというか、むしろ作るというか、そんなクリエイティブな作業も必要だ。 これは強いて言え
どうでもいい話だと思われるかもしれないが、ガロワやフェルマーのようなお話って、若者に「夢」を与えるうえで、実は結構大事なのではないだろうか。経済学にもそんな話があればいいのになぁ、なんて思っている。 たとえば僕は10代のときには経済学者になろうなんて夢にも思わなかったし、周りにもそんな友達は全然いなかった。それは多分に、カッコいい「経済学者のロールモデル」や、「なんだかよくわからないけど、経済学ってスゴいらしいぜ」というイメージが、あまりなかったからではないか 。 経済学はどうすれば「中二病」の心を動かせるのか? 多感な時期は特に「カッコよさ」が重要なのではないかと思う。ガロワみたいな「中二病」全開なエピソードでもいいし、フェルマーの大定理のような何百年も解けなかった大問題が解けた、といかにもすごそうな話もいい。とにかく、チャラくても、イタくても、興味を持てる入り口は、たくさんあるほどいい
さて、前回(「求む、ガリ勉!」アメリカの大学のやり方―トップスクールが実践する極めて合理的な選抜の方法〈前編〉)は、アメリカの経済学部大学院入試において、意外なくらい筆記試験が重視されていないということ、一方で彼らがいわゆる「ガリ勉」学生を採りたがっているということをお伝えした。 選考に必要な書類は下記のとおりだ。 1:大学の成績表 2:GREという全国共通試験の結果 3:英語試験TOEFLのスコア(外国人の場合) 4:推薦状 5:志望理由を述べたエッセイ(多くの大学で) 後編では、この大学院入試で行われているのがいったいどういうことなのか、お話ししていきたいと思う。まずは、「ガリ勉」について、もう少し補足しよう。 まず、現代の経済学を研究するにあたっては、何をおいても一定の数学力がなくては話にならない。そこでポリシーとなるのが以下の3点だ。 ①最初にGREの数学の点を見て、(ほぼ)満点で
「カンニングを刑事事件したのはおかしい」なんて的はずれ!京大入試業務妨害事件「犯人逮捕」は間違っていない 玉井克哉東大教授(知的財産法)が緊急寄稿 この事件、もともと私はあまり関心もなかったのですが、ツイッター上で金曜の朝にちょっとつぶやいて外出し、夜帰宅したら、フォロワーさんが数百人増えていて、びっくりしました。賛同の意見のほかに、お叱りやら批判やらもいただき、だいたいは個別にお答えしたのですが、講談社の方からお勧めいただいたので、最も気になった論点についてだけ、書いておきます。 最初にお断りしておかねばならないのは、大学教員として私が入試について見聞したことは何も書けない、ということです。入試業務について何か書く場合、職務上知り得た事項を明らかにすることは許されていません。一般に知られた事実と常識的な推論をもとに書きます。この文章も同じです。京都大学には知り合いもおりますが、その誰かか
原 仙作(はら せんさく、1908年9月14日 - 1974年7月9日 )は英語教師、英文学者。旺文社にて編集顧問を務め、大学受験生向けの英語の参考書の著者として活動した。弟は画家の原覚[1]。 略歴[編集] 長崎県諫早市出身[2]。海星中学校を経て1931年長崎高等商業学校(現在の長崎大学経済学部)を卒業し、日本統治下の朝鮮に渡って龍山公立中学校の教諭となる。終戦直後に米軍政長官付き通訳官兼参謀二課翻訳官を務めたあと、1946年5月に日本へ引き揚げ。旺文社の主幹となり、1948年編集顧問となる。そのかたわら1950年から1956年まで開成高等学校講師、その後は千葉大学工業短期大学部、明治大学、青山学院大学、実践女子短期大学で非常勤講師を務める。代々木ゼミナール講師としても活躍[3]。武蔵野女子大学専任講師を経て、1973年より短期大学部教授に就任するも、肺がんのため[2]1974年7月9
大学修学能力試験を受ける韓国の学生たち(2008年11月13日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/JUNG YEON-JE 【10月3日 AFP】徹夜で勉強しやすくなり、記憶力が高まり、覚えたことを試験の本番で思い出しやすくなるといった、いわゆる「頭の良くなる薬」が米国の大学生の間で人気だ。この種の薬を服用する学生が急増していることから、将来、大学側は試験前に「ドーピング検査」を実施せざるを得なくなるかもしれない――1日発行の医学倫理問題をテーマにした専門誌「Journal of Medical Ethics」に、こうした「アカデミック・ドーピング」の可能性を指摘する研究論文が掲載された。 論文を執筆したのはシドニー大学(University of Sydney)の心理学者ビンス・カキック(Vince Cakic)氏。同氏によると、全米の大学を対象に調査したところ、全学生の4分の
へ戻る あなたはどの指導要領? ● このホームページに出てくる指導要領 ・現代化カリキュラム(1971年〜1979年/昭和46年〜昭和54年) 戦後最高レベルの指導要領。とにかく学習することが多いうえ、学習内容もハイレベル。 ・ゆとりカリキュラム(1980年〜1991年/昭和55年〜平成3年) 現代化カリキュラムによる落ちこぼれを防ぐために、学習内容を少し削減したもの。 ・旧指導要領(1992年〜2001年/平成4年〜平成14年) 「新しい学力観」のもと、ゆとりカリキュラムよりさらに学習内容を削減したもの。ちなみに月に数回土曜日が休みになったのもこの頃からです。 ・新指導要領(2002年〜 平成15年〜) 学習内容が大幅に削減された指導要領。学校5日制に完全対応しています。総合的な学習の時間が創設されました。 下の表は、生まれた年(西暦)ごとにどの指導要領で学習したか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く