ブロックを配置して何かを生み出したりサバイバル生活を楽しんだりと、明確な目標やゴールを与えられないなか無限に続く世界で自由に遊べるゲーム『マインクラフト』(通称マイクラ)。小学校でプログラミングが必修になり、2025年には大学入学共通テストの教科に「情報」が加わるこれからのデジタル社会において、マイクラを教育に取り入れることにはどのようなメリットがあり、その普及にはどんな課題があるのでしょうか。教育版マインクラフトを使用した作品コンテスト「Minecraftカップ」の運営委員長を務める東京大学教授・鈴木寛先生に伺いました。 すべての画像を見る(全4枚) マインクラフトが普及されるべき理由 「プログラミングに役立つ」と注目され、より教育効果を高めた『教育版マインクラフト』をプログラミング教材として導入する小中学校が少しずつ増えています。 とはいえ、その普及率はまだまだ非常に低いもの。鈴木先生