人生というのは、どのくらい無我夢中の時間を過ごせるか、で決まると思う-大島渚 「東大・早慶の就活」という特集がNewsPicksで組まれていますが、うーん、単刀直入に言って、どうも視野の狭い記事が多いなぁ、と感じます。まず、対象がとても限られた業種(総合商社、コンサル、金融、広告など)に偏っている。そのような業種から内定を勝ち取った学生が、「内定王」やら「特A層」などと野暮ったい肩書きを付けられて、就活戦線の攻略法などを語らされています。 いや、そりゃあ商社マンもコンサルタントももちろんやり甲斐があってカッコいい仕事でしょう。それに何の異論もありません。でも、やり甲斐があってカッコいい仕事は他にもいくらだってあります。とりわけ、日本は苟も科学技術立国を名乗っているのだから、もし技術者や科学者や研究者がどれだけやり甲斐があってカッコいい仕事なのかが学生さんたちに伝わっていないなら、それはとて