ひとつの仕事に絞ることはリスクが高い 木暮太一氏(以下、木暮):G1の全体の方針に合っているのか、合っていないのかよくわからないセッションではありますが、各パネリストのみなさんの意見を引き出していきたいなと思います。じゃあ早速なんですが、一応モデレーターは喋るな、というのと、パネリストに自己紹介をさせるな、っていうのが本部からのお達しで来ておりますので、いきなり本題から入りたいと思います。 今回のセッションのテーマは、「新たな価値観が生み出すワークライフスタイル」ということで、各パネリストが今どういう仕事のスタイルをしていて、何を目指したそういう働き方にしているのかっていうことを、最初に整理を含めて聞いていきたいなと思います。では、古市さんから。 古市憲寿氏(以下、古市):僕は一応、社会学者っていう肩書で研究者をしているんですけど、研究者だけを仕事にしようと思ったことはあんまりないんですね