このブログは、株式会社フィックスターズのエンジニアが、あらゆるテーマについて自由に書いているブログです。 今日も「1マイクロ秒でも速いソフトウェア」を目指している皆様、こんにちは。 フィックスターズでは、CまたはC++を仕事に使うことが圧倒的に多いですが、1年前に社内勉強会で「C/C++の後継になりうる」と噂のRustを取り上げました。 その時に「Rustで書き直したらC++で書いたやつより速くなった」というネタを発表したのですが、先日ネットワークドライバを様々な言語で実装したらRustはCに比べてわずかに遅かったという話を見かけた(日本語記事も参照)ので、自分の発表内容を思い返すついでにブログでご紹介します。 TL;DR 共役勾配法のベンチマークを実行したら C++:1686[ms] Rust:1675[ms] で、必ずC++よりRustの方が速かった(わずかに)。 概要 共役勾配法とは