「幸せなはずのその時に、しんどいとか辛いとか、自分の痛みばかり主張して、そんなのちっとも、母親として正しくない。きっと誰もがそう思う。(略)でも私には、涙が出るほどしんどかった」 漫画家・はるな檸檬さんの新刊『れもん、うむもん! ――そして、ママになる――』は、こんな率直な「しんどさ」の告白から始まるコミックエッセイだ。赤ちゃんは無事に生まれたのに、どうして私はこんなにも孤独でつらいのだろう? ほのぼの笑えるハッピーな子育て漫画ではなく、妊娠・出産で身も心もズタボロになった体験を描くことをあえて選んだのはなぜか。はるなさんに話を聞いた。
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