値段は競合の2倍――それでもカシオの電卓がインドで売れる、2つの理由:CASIO発! 日本で買えない、世界のヒット商品(前編)(1/3 ページ) 1980年代からインドで電卓を販売していたが、値段が高いため知名度の割に売れていなかったカシオ。しかし2010年発売の新商品が大ヒット、以来インドでの売れ行きはずっと好調だという。高くても売れる、その秘密とは? 特集「made in Japan:世界で売れてる、日本発のヒット商品」では、世界で愛されている日本製のヒット商材について、詳しい記事でお伝えしている。 今回紹介するのは、そんな日本発のヒット商材の中でもちょっと変わったモノだ。カシオ計算機が日本で企画して製造し、海外でヒットしているのだが、日本では売られていない……という商品である。2商品あるので、前後編に分けて紹介していこう。前編となる今回は「電卓」の話。 世界で売れている、しかし日本で
消費税10%とともに、軽減税率が導入されることが与党間で同意されています(導入内容・時期などの詳細は未定)。僕は導入に絶対反対の立場です。理由は税務大学校の高田教授によるこちらの論文がその主なものですが、ここでわかりやすく説明したいと思います。 軽減税率とはなにか。 消費税は、金持ちにも貧乏人にも分け隔てなくかかりますから、「貧乏人の負担が大きい」(逆進性がある)と、されています。そこで、食料品などの生活必需品に対しては消費税を軽減しよう、というのが「軽減税率」です。 EUでは多くの国で採用されており、軽減も半額程度から全額まで様々です。 食料品だけではなく、新聞や本、交通機関などが対象になることもあります。 反対の理由1 コストが掛かり過ぎる 店舗はレジの設定を、ウェブサイトはシステムの設定を、その他、様々なところに影響が出ます。しかも、一時的にではなく、仕入れと販売があるかぎり永続的に
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル みわよしこ 急増する生活保護費の不正受給が社会問題化する昨今。「生活保護」制度自体の見直しまでもが取りざたされはじめている。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を知ってもらうことを目的とし、制度そのものの解説とともに、生活保護受給者たちなどを取材。「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 1
一見すると、どこにでも生えているような低い灌木だ。しかし、その葉に秘められた薬効はセックスに革命をもたらすかもしれない。 その名はガンダルサ。葉に含まれた成分を利用すれば、長く待望されてきた男性用の経口避妊薬を製造できそうだ。 インドネシアとパプアニューギニアが国境を接するジャングルに覆われた島ニューギニア島。この島の先住民の間では昔からガンダルサの葉に妻の妊娠を防ぐ効果があることが知られていた。インドネシアの研究チームが近年、この伝承に注目。数百人の男性被験者を対象に、ガンダルサの葉から製造した錠剤の効果を調べてきた。 結果は? 「99%有効だ」と、この研究を率いたバンバン・プラジョゴは太鼓判を押す。研究チームは政府機関の国立家族計画調整委員会とインドネシアの名門大学アイルランガ大学の研究者たちで構成されている。 ガンダルサの経口避妊薬はインドネシアでは16年に発売される予定だ。研究チー
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