プロ野球・日本ハムは、北海道の新千歳空港に掲げている「北海道は、開拓者の大地だ」と書かれた広告について、先住民族であるアイヌ民族に対し「配慮に欠けていた」などとして撤去することを決めました。 これについて、アイヌ民族の団体「北海道アイヌ協会」が8日、球団に対し、「広告の表現からは先住民族としてのアイヌ民族の存在が読み取れず配慮が足りない」などと電話で伝えたということです。これを受け、日本ハムは対応を検討していましたが、9日、この広告を撤去することを決めたと発表しました。 発表によりますと、指摘を受けた表現については「プロ野球界において常に先進的な取り組みをし、新たな領域を切り開くチームであり続ける意図を込めた」と釈明しています。そのうえで、「アイヌ民族に対して配慮に欠けたことはおわびすべきだ。今後も歴史認識を深め、敬意をもって発展的な関係構築に努める」などとしています。 日本ハムでは9日、