若者の間でレコード人気が高まっている。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などを通じ、1970年代から80年代にかけて日本でリリースされた「シティポップ」に触れたことをきっかけにレコードを買い求める若者が増加。デジタルでは楽しめないレコードならではの音に引き付けられている。人気アーティストが新譜をレコードで出す動きも広がり、レコード生産は約10年で4倍以上に膨らんでいる。東京都在住
本名・田中治久。幼少を過ごした80年代初頭からゲーム音楽に親しみ、その「サウンドチップの奏でる音楽」としての特質を一貫して研究し続けている、ゲーム音楽史とゲーム史の研究家にして作編曲家。日本にチップチューンという言葉と概念をもたらした張本人でもあり、さまざまなゲームや音楽作品に楽曲を提供するほか、ライブ活動も精力的に行っている。 Twitter:@hallyvorc ここ数年で激増! インディーズが牽引したアナログレコードFrederik Lauridsen “Video Game Music on Vinyl” のデータに追加・補正を加え筆者集計。なお2017年は7月までの数値 まずは上のグラフを見て頂きたい。80年代~現在までにアナログレコードで発売されたゲーム音楽の総数をまとめたものだ。ここ数年で欧米におけるリリースがいかに激増しているか、よくお分かりいただけると思う。 この増加ペー
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は6月29日、日本国内でのアナログレコードの自社生産を29年ぶりに再開すると発表した。同社子会社のソニーDADCジャパンのディスク製造工場(静岡県)にレコード用のプレス機を導入し、2017年度中の生産、受注開始を目指す。 SMEは今年2月、東京都内のレコーディングスタジオに、ラッカー盤に溝を刻むカッティングマシンを導入し、収録したその場で原盤(マスター)を制作できる環境を整えた。自社でマスター制作からプレス製造までを一貫して行う。 同社は1989年、国内でのレコード自社生産を終了。29日現在、日本国内でアナログレコードを生産しているのは、東洋化成(神奈川県横浜市)のみ。89年以降、ソニーはレコードを製造する場合、東洋化成や海外企業などに外注していた。 具体的な販売タイトルなどは未定。SME広報部によれば「おそらく当初はSMEに所属するアーティ
アナログレコード人気復活を受けて、パナソニックからTechnics SL-1200ターンテーブルが完全復活 アナログレコードが世界的に人気復活しているトレンドを受けて、パナソニックはTechnicsブランドのターンテーブル「Technics SL-1200」の復活を華々しく発表しました。 パナソニックはDJ達から絶大な支持を集めてきたかつての名機を今年に復活させるため、ダイレクトドライブモーターを新開発し、2つのモデルを発売します。 「Grand Class SL-1200GAE」は世界でわずか1200台の限定モデルで、今年夏に発売開始予定。そして通常モデルの「Grand Class SL-1200G」は2016年後半に発売が予定されています。価格は現在は未定ですが、特に限定モデルGAEは恐ろしく高くなることが予想されます。2つのモデルは、音の揺らぎを最小限にするための駆動鉄芯が無い新しい
レコード「俺がやらねば誰がやるって気持ちかな」 音楽などの推定販売枚数やランキングを調査するニールセン・サウンドスキャン社が、今年の中間レポートを発表しました。アルバム売上げは相変わらず下降の一途、昨年よりも14.9%ダウンという結果に。一方で、レコードの売上げはここ数年増加し続けていることもわかりました。その伸びは40%増と大きく、ついに400万枚へ届いたといいます。音楽が物理的に実態のないものへと変わっていっても、やはりレコードというメディアの魅力にはまった人々の存在は消えません。 ストリーミング音楽サーヴィスも予想通り伸びており、その伸び率は42%アップ。正反対に位置するストリーミングとレコードの伸び率がほぼ同じというのが、なんとも興味深いですね。また、市場の伸びに対応するため、米国最大のレコード生産工場は、より大きな倉庫を探しているそうで業界の盛上りは上々。 レコードの魅力は、モノ
テネシー州ナッシュビルにあるアメリカ最大のアナログレコードプレス工場「United Record Pressing」は、アナログレコード生産の規模を拡張します。 United Record Pressingは550万ドル(約5億6000万円)を第2工場に設備投資し、16台のプレスマシーンを導入し収納スペースを拡大します。 現在Unitedの工場では30台のプレスマシーンが週6日24時間稼働しています。 2013年にアメリカの音楽売上において、アナログレコードの売上枚数は前年の460万枚から610万枚に成長しました。近年、ジャック・ホワイトやチャックDなどアナログレコードを愛するミュージシャンを巻き込みながら、毎年4月に開催される「レコード・ストア・デイ」など音楽好きがアナログレコードを楽しむ機会を演出することで、若者を中心にアナログレコードの人気が復活しています。 United Recor
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