19日早朝、京都市の閑静な住宅街で、会社社長が凶弾に倒れた。中華料理チェーン「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスの大東(おおひがし)隆行社長(72)が殺害された事件。誰が、何の目的で犯行に及んだのか。犯人は逃走し、住民らは不安に震えた。 大東隆行社長は2011年、朝日新聞の連載記事の取材に応じていた。それによると、大東社長は1941年、大阪市東成区で7人兄弟の末っ子として生まれた。実家はメガネのフレーム工場。5歳で父が病死し、母親や兄姉に育てられた。中学1年の時に、長姉が後に「餃子の王将」を創業する故・加藤朝雄氏と結婚した。 高校に合格するも「商売するのに学歴はいらん」との周囲の声で進学せず、当時は薪炭・氷を販売していた義兄の加藤氏の仕事を手伝った。昼間は関西経理専門学校に通ったが、中退。加藤氏から独立して薪炭の小売りを営んだ。
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