【明石歩道橋事故１０年】滞留６４００人、死者１１人…写真で教訓、展示室オープン - MSN産経ニュースクリックして拡大する明石歩道橋事故から１０年 明石市防災センターにオープンした、事故後の安全対策を伝える資料室「安全・安心啓発コーナー」を訪れた遺族の下村誠治さん（右）と泉房穂・明石市長（左）＝２１日午前、兵庫県明石市（甘利慈撮影） 死者１１人、負傷者２４７人を出した兵庫県明石市の歩道橋事故から丸１０年を迎えた２１日、明石市は、事故後の安全対策などを写真で紹介する展示室「安全安心啓発コーナー」を市防災センターに設置した。再び悲惨な事故を起こさないよう、市民全体が安全意識を再認識できる場所を目指す。訪れた遺族は「事故の教訓を伝えていってほしい」と話していた。 展示室は、１０年の節目を機に市民に対する安全・安心を約束するため設置を決めた。当初は約６４００人の滞留で起きた群衆雪崩の圧力で折れ曲がった歩道橋の手すりや事故現場の模型などの展示を検討したが、遺族から「事故の凄惨（せいさん）な記録ではな
