政府は30日、今年度の文化勲章を、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥氏(50)、「男はつらいよ」シリーズで知られる映画監督の山田洋次氏(81)、国際司法裁判所の裁判官を3期27年務めた東北大名誉教授の小田滋氏(88)、大原美術館長で東京大名誉教授の高階秀爾(たかしな・しゅうじ)氏(80)、多摩美術大名誉教授で日本画家の松尾敏男氏(86)、京都大名誉教授で植物バイオテクノロジー研究の山田康之氏(80)の6人に贈ることを決めた。 文化功労者には、詩人で小説家の辻井喬(つじい・たかし)氏(85)=本名・堤清二、アニメーション映画監督の宮崎駿(はやお)氏(71)ら15人を選んだ。 文化勲章の授与式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は5日にホテルオークラ東京で開かれる。 文化功労者はほかに、日本近世史の朝尾直弘氏(80)▽数理工学の甘利俊一氏(76)▽デザイ