四角い顔のあの男が帰ってくる――。観客動員延べ8千万人を記録した映画シリーズ「男はつらいよ」。1969年の第1作公開から来年で50年。原作者の山田洋次監督(86)が節目の年の公開に向け、前作から22年ぶり、50作目となる新作に挑むことになった。 「『男はつらいよ』50周年プロジェクト」と名づけ、6日午後、東京都内で記者会見して発表する。 「寅さん」こと車(くるま)寅次郎を演じた渥美清さんが68歳で亡くなったのは、1996年8月。シリーズは第48作「寅次郎紅(くれない)の花」(95年)で幕を閉じた。コンピューターグラフィックス(CG)を使った第49作「寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(へん)」(97年)は渥美さんへの追悼作でもあった。「渥美さんが演じてこその寅さん。代わりをできる俳優はどこにもいない」。シリーズの継続に、山田監督は慎重な姿勢を崩さなかった。 だが、テレビ版を含む全作を収録したD
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く