240年以上の歴史を誇る、英語の百科事典「ブリタニカ百科事典」は、インターネット検索の普及によって販売が落ち込んでいることから、書籍版の出版に幕が下りることになり、今後は電子版のみになります。 これは、ブリタニカ百科事典の編さんを手がけているアメリカの出版社が、13日、明らかにしたものです。 初めは1768年にイギリスで出版されたブリタニカ百科事典は、英語の百科事典の代表格として、多くの国で親しまれ、2010年に改訂された最新版は、全32巻で4400万語以上が収録されています。 1990年にはアメリカで12万セットの販売を記録しましたが、最近は、インターネットを通じて誰でも無料で利用できる百科事典の「ウィキペディア」や、「グーグル」などを使った検索の普及に押され、販売が落ち込んでいました。 2010年版の販売は8000セットにとどまっているということで、出版社は、240年以上にわたった書籍