1日午前9時10分頃、埼玉県秩父市大滝地区の山中で、県防災ヘリ墜落現場取材のため入山した東京都江東区、日本テレビ報道局のカメラマン川上順さん(43)と、さいたま市浦和区、同局記者北優路さん(30)とみられる2人が倒れているのを、捜索中の県警山岳救助隊らが見つけた。 2人は病院に運ばれたが、死亡が確認された。 秩父署によると、川上さんら2人は31日午前6時半頃、国道140号付近の入山口からガイドと一緒に3人で山に入ったが、沢の水が冷たく、それ以上行くのは無理だと判断、いったん引き返した。しかし、同10時頃、川上さんと北さんが2人だけで再度、入山したという。 同日午後11時頃、日本テレビの男性社員が同署を訪れ、「取材に山に入ったまま2人と連絡が取れない」と救助を求めた。1日午前4時、山岳救助隊員10人と県警ヘリで捜索を開始。同9時10分頃、ヘリ墜落現場から北北東2〜3キロの沢沿いで2人を見つけ