3日午後4時半頃、名古屋市中川区戸田、真宗大谷派・西照寺(神戸誓真住職)の本堂から出火、木造平屋の本堂と住居部分を全焼するなど計約800平方メートルを焼いた。 近くの女性2人が煙を吸うなどして手当てを受けた。愛知県警中川署は同日、本堂に火を付けたとして、同市内の小学4年生の男児(10)を現住建造物等放火の非行事実で名古屋市児童相談所に送致した。 発表によると、男児は「物が燃えるのを見たかった」と、放火を認めているという。小学生を送致するのは異例だが、同署の仙田光秋副署長は「結果の重大性から必要と判断した」としている。 市によると、西照寺は1487年に創建されたと伝えられている。