小正月の神送りの祭事「どんと祭」が14日、県内の神社などで行われる。毎年多くの参拝者が、門松やしめ縄などの正月飾りなどを燃やす「御神火(ごじんか)」の周りを練り歩き、一年の無病息災や家内安全を祈願する。しかし、不要になったぬいぐるみやごみを御神火に投げ入れる参拝者が後を絶たない。昨年は乾電池が破裂し、参拝者や宮司がけがをする事故が発生。持ち込み品のチェックを予定する神社もあり、参拝者のモラルが問われている。【須藤唯哉】 ◇昨年は乾電池破裂事故も 大崎八幡宮(仙台市青葉区)のどんと祭は約300年の歴史があると言われ、全国でも有数の規模を誇る。05年1月には仙台市無形民俗文化財に指定された。毎年6万~10万人の参拝客が訪れ、今年は約8万人の人出を見込んでいる。 八幡宮によると、門松やしめ縄などの正月飾りやお札など「神が宿る」とされる物を御神火に投げ入れる。だが、ぬいぐるみや日記など思い出の品を