登場の駅名 のと鉄道が看板 南砺の会社制作「花咲くいろは」 能登半島を縦断する第三セクター「のと鉄道」の西岸(にし・ぎし)駅(石川県七尾市)構内の看板が、今春から放映中のアニメ「花咲くいろは」に出てくる「湯乃鷺(ゆ・の・さぎ)駅」と付け替えられた。映画の舞台になった同駅をファンの新たな「聖地」にしようと期待がかかる。 「花咲くいろは」は南砺市城端にある制作会社「ピーエーワークス」が初のオリジナル作品として作った。東京から来た少女が、祖母の経営する石川県の温泉旅館で働く物語。作中で主人公の少女が最初に降り立つ駅として、その後は旅館から学校に通うための駅として、湯乃鷺駅が登場する。 西岸駅がモデルになっており、客の減少に悩むのと鉄道側が「アニメファンの聖地に」として協力した。1932(昭和7)年にできたという西岸駅の上りホームには駅名看板が1枚しかないが、それを「ゆのさぎ」にかけ替え