JR山手線の新駅が約40年ぶりに建設されることになった。 羽田空港まで15分、いずれは名古屋まで40分で結ばれる東京・品川エリア。JRの車両基地跡地を利用する再開発により、政府の「国際戦略総合特区」として、国際的なビジネス街を目指す。 都や他の鉄道会社の関係者は「新駅は、東京の新たな玄関口の価値を大きく高める」と期待をかける。 品川駅の北側に、東海道線と山手線に挟まれた楕円(だえん)形をした約20ヘクタールもの車両基地「田町車両センター」が広がる。 無数の車両が置かれ、再開発の準備のため、一部では既にレールの撤去作業が進んでいる。計画では、車両基地の引き込み線をはがして、西側を走る山手線と京浜東北線を東側の東海道新幹線側に寄せ、跡地約15ヘクタールに高層の商業施設やオフィス街を建設する。新駅はその中に予定される。 都では、国際戦略総合特区に指定された再開発エリアを東京の国際企業の拠点にする