米ラスベガスで行われた16年米大統領選の共和党予備選候補者討論会で、弁舌を振るうマルコ・ルビオ上院議員(中央、2015年12月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/ROBYN BECK 【12月28日 AFP】米国の実業家フランク・バンダースルート(Frank VanderSloot)氏(67)の名を知る一般人は、さほど多くはないだろう。しかし膨大な財力と政界への影響力を持つ同氏は、2016年米大統領選挙を目指す共和党指名候補者たちに事実上の「面接」を行って資金援助するほどの大物。緩和された選挙資金法を利用して巨額の政治献金を行い、来年の大統領選の結果をも左右しうる米大富豪の1人だ。 AFPの電話取材に応じたバンダースルート氏は、今年に入ってから「電話が鳴りやむことがない」と話す。候補者本人からの電話もあるが、最も多いのは、どの候補に資金援助をするのかという問い合わせだという。 これまで少