日本国内のヘリコプターパイロットの約4割を輩出しているのは、民間でも空自でも海自でもなく、実は陸上自衛隊です。ヘリパイロットになりたい場合、陸上自衛隊はひとつの選択肢になるかもしれません。具体的にどのようなコースがあるのでしょうか。 まずは入隊せよ! 陸自ヘリパイロットへの道 陸上自衛隊が保有する装備品には、大空を舞う航空機も含まれています。その大多数は各種ヘリコプターで、駐屯地のイベントなどで縦横無尽に飛び回るその姿を見ると、空への憧れも強くなっていきます。 明野航空学校に所属するAH-64D「アパッチ・ロングボウ」(矢作真弓撮影)。 ところで、陸海空自衛隊でヘリコプターパイロットになるにはどのような方法があるのでしょうか。 そのひとつに、幹部候補生として入隊して、飛行要員に選抜されるというコースがあります。「幹部候補生」とは、文字通り将来の幹部自衛官(尉官以上の階級。外国や旧日本軍では