事業仕分けで、2012年に世界一の計算能力実現を目指すスーパーコンピューター「京速計算機」計画が見送られた、と思ったら、管副総理が「予算は復活させる」と言ってたりしてどうなるか分かりませんが。 誤った基準に基づいていても、多数の判断を下せば、いくつかは結果的に正しい決断になることも当然あり、事業仕分けの中でも、すくなくとも「京速計算機」見送りは正しかったと思う。スパコンの計算能力が必要な研究もあるだろうけど、スパコン自体を国産で、あきらかに割高なシステムで用意する意味が分からないので。「京速計算機」が割高なプロジェクトになったとき、政府予算の制約からそのあおりを最も受けるのは、初等教育でも福祉でもなく、そのほかの科学技術予算だろうことは忘れてはいけない。 たとえば、決定的に重要なある研究プロジェクトにむちゃくちゃ速い単一のコンピュータが必要で、それを実現するために「京速計算機」作る必要があ