「週刊GetNavi」Vol.52-3 Nintendo Switchの特徴は、合体構造によって「どこでも同じようにゲームができる」ことだ。これは日本のユーザーから見れば、「携帯ゲーム機がパワフルになって、据え置き型ゲーム機としても使えるようになった」ように見える。実際、採用されているNVIDIAのSoCは、CPUコアとしてARM系アーキテクチャを採用している。バッテリーも搭載していて、省電力性も配慮されているから、中身としてはスマートフォンやタブレットに近い。そこを考えても、携帯ゲーム機に近い構造といえる。 しかし任天堂は、プロモーションのなかで「携帯ゲーム機」という言葉を一切使っていない。これは、「携帯ゲーム機」という言葉に「性能を犠牲にして携帯性を重視したもの」「メインではなくサブのゲーム機」というニュアンスが存在するからである。日本ではともかく、海外ではそうした印象の人が多い。一部