ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコムは、業界2位のジャパンケーブルネットを買収して経営を統合する方向で調整を進めていることがわかり、実現すればケーブルテレビ業界でおよそ5割のシェアを占めるメディアが誕生することになります。 関係者によりますと、ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコムは、業界2位のジャパンケーブルネットを買収して経営を統合する方向で調整を進めているということです。 実現すれば、統合によってできる新会社は加入者数が合わせておよそ400万件となり、ケーブルテレビ業界でおよそ5割のシェアを占めるということです。 これらの会社は、有料の多チャンネル放送とインターネット接続サービスなどを主な収入源にしていますが、光ファイバーを使って番組を配信するNTTなどとの競争が激しくなっています。 このため、両社は統合によって規模を拡大することで、設備や番組を共同で調達したり、自主番組の制作
住友商事がKDDIと、両社のケーブルテレビ(CATV)事業を統合する方向で検討に入ったことが23日、明らかになった。 統合するのは、住友商事が40%、KDDIが31%を出資するCATV国内首位の「ジュピターテレコム」(JCOM)と、KDDIが95%出資する同2位の「ジャパンケーブルネット」(JCN)で、今後、出資比率など詳細を詰める。実現すれば、シェア(市場占有率)5割前後に達する見通しだ。 住友商事とKDDIは、JCOM株争奪を巡って関係がこじれていたが、22日にKDDIの小野寺正社長と住友商事の加藤進社長が会談し、今後は協力してJCOMの企業価値を高めていくことで合意していた。 両社で設立した提携の検討委員会で、JCOMとJCNの統合も協議する。NTT系の「ひかりTV」などに対抗するには、経営統合による一体的なサービス拡充が不可欠と判断した。携帯電話の通信サービスなどでも協業を目指す。
CSのアニメ専門チャンネル「アニマックス」の加入世帯数が1月の最新調査で約830万となり、1998年の開局以来、初めてCSチャンネルのトップに立った。アニマックスは、来年10月からのBS進出に向け、追い風になりそうだ。(川辺隆司) ケーブルテレビと衛星放送の専門情報誌「B―maga」が毎月行っている総加入世帯数調査によると、アニマックスは昨年3月時点で、子ども・アニメ専門チャンネル「キッズステーション」を抜いて2位に、最新調査で、音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」を抜いてトップに立った。総加入世帯約830万の内訳は、スカパー!などの衛星放送加入世帯約138万、ケーブルテレビ加入世帯約692万となっている。 スペースシャワーTVは89年、キッズステーションは93年にスタートした業界の先行組。これに対し、アニマックスの開局は98年7月と遅かった。当時のケーブルテレビ局はアナログ放送でチ
KDDIは2月12日、ジュピターテレコム(J:COM)への出資比率を3分の1以下に引き下げると発表した。株式取得方法に対し金融庁から指摘を受け、出資比率を引き下げることで対応する。 当初は米Liberty Global(LGI)から、J:COM株式を保有する中間持ち株会社を買収する形で、J:COM株式の37.8%(議決権ベース)を取得する予定だった。だが金融庁は、議決権の3分の1超に当たる株式を公開買い付け(TOB)によらずに取得する点を問題視。このため、LGIグループが6.7%分を信託譲渡して議決権を凍結、その上でKDDIが中間持ち株会社を買収し、有効な議決権を31.1%にとどめる方法に切り替える。 信託する6.7%のうち、2.2%分は管理信託として売却しない予定だが、残り4.5%分は信託銀行が市場内外で売却する。KDDIの議決権比率は管理信託分と合わせても3分の1を超えない計算になる。
住友商事がケーブルテレビ(CATV)国内最大手の「ジュピターテレコム」(JCOM)への持ち株比率を3分の1超に引き上げるため、株式公開買い付け(TOB)を行う方向で最終調整に入った。 住商はJCOM株を実質27・7%保有する第2位株主。KDDIが米系企業からJCOM株を大量取得して筆頭株主になるため、住商はTOBにより、持ち株比率を事実上、経営権を握ることができる3分の1超に高めて対抗する構えだ。 住商は、自社の映画、放送・通信ビジネスの中核であるJCOMが、他社の戦略に左右される事態は避けたい考え。週内にも株式買い付け価格などを決め、TOBに踏み切る意向だ。 KDDIは先月、JCOMの実質的な筆頭株主である米メディア複合企業「リバティー・グローバル」から同社の子会社を買収する形でJCOM株の37・8%を約3617億円で買い取ると発表。金融庁からTOBルールに抵触する恐れがあると指摘され、
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