NHKが1日から試験的に始めたテレビ番組のインターネット同時配信サービス「NHKプラス」が順調に滑り出した。利用登録数は開始2日で10万件超で、2020年度末に最大で受信契約世帯の1割弱にあたる350万件を見込む。潤沢な受信料収入を持つNHKがネットの同時配信事業に参入したことに対し、民放や動画配信各社は危機感を強めている。「まずまずの好調な滑り出しだ。東京五輪に向けて利用を伸ばしていきたい」
総務省は1月14日、NHKのネット同時配信案を条件付きで認可した。これを受け、NHKは春からネット同時配信事業を本格的に始める。 19年5月の放送法改正により、NHKはテレビ放送と同時にネット上でも常に番組を配信できるようになった。同局は10月、総務省に対し「NHKインターネット活用業務実施基準(案)」を提出し、同時配信に掛かる費用や業務内容を示した。 この基準案では、受信料収入の最大3.8%を実施費用として充てることとなっていたが、総務省は受信料の値下げなどの背景から、NHKの経営が今後赤字になる見込みであることを懸念。11月には費用圧縮などを盛り込んだ修正案の提出を求めていた。 修正案は12月に提出。総務省は1月14日に修正案に対する審査結果を諮問機関である電波監理審議会に提出し、その妥当性を確認。条件付きで認可した。NHKに与えられた条件は「ネット配信に掛かる費用を抑えるための仕組み
違法配信 独断で黙認 ≪震災直後、NHKニュースを無断でネットに流した広島県の男子中学生(15)≫ □「とても大胆な行動で、今思うと、自分でもおそろしいですね」 ◇ 3月11日の東日本大震災発生直後、大津波警報が赤く点滅するNHKのニュース画面を見ながら、広島県に住む中学2年の男子生徒=当時(14)=は「この画面をネットに流したら、助かる人がいるんじゃないか」と考えた。 その瞬間、脳裏を懸念と不安が駆け巡った。「相手はNHK、あとでどうなるか」。手持ちのiPhone(アイフォーン、高機能携帯電話)を使って動画投稿サイト「ユーストリーム」で配信した経験もほとんどなかった。しかし、母親が阪神大震災の被災者だったことが、少年の背中を押した。「今、東北には自分よりも不安を抱えている人がものすごい数いるんだ。自分がやらなければ」 配信を始めたのは、最初の大きな揺れ
公共放送ならではの大河ドラマ、見応えのあるドキュメンタリーが楽しめる『NHKオンデマンド』。前年同期比で視聴料収入を1.8倍伸ばすほど急成長を続けている、この番組配信サービスが、さらなる拡充を目指し、新たな施策を4月より開始すると発表されました。 (2月15日14:21追記)※記事初出時誤った記載がありました。お詫びして訂正いたします。 これまでNHKオンデマンドには、大河ドラマや連続テレビ小説などの番組を毎週120本以上配信する“見逃し番組”、NHKアーカイブスから厳選したドラマやNHK特集、NHKスペシャル、シルクロードなどのドキュメンタリー番組の過去番組のうち3ヵ月以内の番組を配信する“特選プレミアム”、そして同じく過去番組のうち3ヵ月以上経過した番組を配信する“特選ライブラリー”の3つのサービスがありました。 特選ライブラリーに特選プレミアムが4月から統合されることにより、月額94
民放連(広瀬道貞会長)は、番組のインターネット同時配信の必要性を認めたNHK会長の諮問機関「受信料制度等調査会」の報告書について、「ネット同時配信の経費に受信料収入を充てることには反対」との見解を示した。主な理由に「同時配信のコストを受信料でまかなうことは著しく適切さを欠く」としている。
インターネット対応のテレビやパソコンなどを使い、過去の番組を有料配信するサービス「NHKオンデマンド(NOD)」が始まって、半年あまりが経過した。「懐かしい番組をもう一度」と鳴り物入りでスタートしたが、利用は予想を大幅に下回っている。あわてたNHKは5月以降、朝ドラのヒット作を無料で配信。こうした打開策が利用増に結びついたものの、赤字解消にはほど遠い事態に陥っている。(草下健夫) NODは昨年12月のスタート当初、番組購入者を「今年3月に月間8万1000人」と予想(パソコンとテレビの合計)。ところが実際は、3月、4月とも各1万4000人にとどまっている。パソコンでNODを利用するには、無料の会員登録をし、見たい番組を1本105〜315円で選んで購入する(まとめ売りもある)のだが、「会員登録はしても、意外に番組購入のボタンを押してもらえない」(NHKオンデマンド室)という。 打開策として、N
改めてオープンしたてのNHKオンデマンドのホームページを見てみると、その規模と番組のバリエーションの幅はさすがに圧倒的。NHKの放送の歴史の深さを確かに感じさせる充実したラインナップになっている。 12月1日から、NHKサイト内でPC向け配信が開始されたほか、対応テレビで使用できる「アクトビラ ビデオ・フル」と、ケーブルテレビの「J:COM オン デマンド」、対応する光回線向けの「ひかりTV」で展開をする。今回はPC向けの配信サービスを試してみた。 ■ 強力なライブラリとシンプルな操作画面 まず、PC版の利用には利用登録が必要となる。メールアドレスが必要となるほか、課金方法はクレジットカードとYahoo!ウォレットが用意されている。 カテゴリとして、NHKの地上波/BS合わせて1日10~15番組を放送後から約1週間、購入後24時間まで視聴できる「見逃し番組」と、1,200本以上のタイトルを
以前GIGAZINEでNHKが好きな番組をハイビジョン画質でネット配信する「NHKオンデマンド」というサービスを12月から開始することをお伝えしましたが、ついにその利用料金と配信される番組が正式決定しました。 1ヶ月見放題の定額プランも提供されるほか、ドラマやドキュメンタリー、歌番組などに加えて「映像の世紀」「プロジェクトX」「みんなのうた」といったNHKならではの番組も配信されるとのこと。 詳細は以下の通り。 (PDFファイル)NHKオンデマンドの利用料金について NHKのリリースによると、12月1日からサービスを開始するオンライン番組配信サービス「NHKオンデマンド」の利用料金が正式に決定したそうです。 中心価格はドラマやドキュメンタリー、歌番組などの「見逃し番組」が単品で315円、1ヶ月見放題パックは1470円となっています。 なお、上記に該当しない「経済最前線」「さわやか自然百景」
NHK、過去の大河ドラマなどを有料配信する「NHKオンデマンド」 −「アクトビラ」などで12月スタート。開始時1,000本用意 日本放送協会(NHK)は3日、「大河ドラマ」や「朝の連続テレビ小説」など、過去に放送した約1,000本の番組をVOD配信する「NHKオンデマンド」を12月から開始すると発表した。 同協会の専用サイトからPC向けに配信するサービスに加え、テレビ向けには「アクトビラ」と「J:COM」経由で提供。それぞれ「アクトビラ ビデオ・フル」、「J:COM オン デマンド」を使って配信される。PC向け配信はSD解像度のみ、テレビ向けはハイビジョン映像の配信になる予定。 いずれも有料配信になるが、利用料金や具体的な提供番組などは9月頃に発表するとしている。「コンテンツ視聴権の単品購入の場合、レンタルビデオ程度の価格をイメージしている」という。また、それ以外の配信プラットフ
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