場所は夜のBTSサラーデーン駅。シーロムコンプレックスを左手にし、少々南下したところにコンベント通りという小道がある。その入口でいつも煙を上げている体の大きなおじさんがいる。 彼のニックネームはウワンさん。(タイ語で”肥満”) 豚串©fatbro.net 毎晩のように午後9時過ぎから路上で一本10Bの豚串を焼き、順番待ちでひとが並ぶこともある(もともとは5Bだったが昨年の半ばに料金改正)このエリアは夜の繁華街ということもあり、お水の女性や、お水を追う男性、そして、オカマさんまでもが行き来するいつ来てもディープな地帯。 焼き上がりを待つ客 そのど真ん中で泥酔した外国人が、例えお金を払わずつまみ食いしていても「大丈夫ちゃんと払うくらい美味いから」とほくそ笑んで、淡々と炭をいじくり、豚串を回し、ハサミで焦げを落とすウワンさん。彼は今年でこの地で25年になるという。 5,000バーツから10,00
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