大ヒットゲーム「ぷよぷよ」を作ったゲームクリエイターとして知られる、立命館大学映像学部教授の米光一成氏。対面で電子書籍を販売する「電書フリマ」を開催したり、「電書雑誌よねみつ」をサイト上で実験的に販売したりと、近年は電子書籍関連のプロジェクトを積極的に手がけている。 そんな同氏が監督を務めるiPhone向け電子書籍アプリ「電書カプセル」が、App Storeで近く公開される。同アプリの大きな特長は、販売したコンテンツを書き手がいつでも追加・修正できる点。「読むたびに中身が増えている魔法の本」(米光氏)を、アプリを通じて配信するというのだ。開発陣たちは「ライブ会場」のようなコンテンツ体験の創出を目指しており、コメント機能を使って作者と読者が交流できる仕組みもアプリ内に用意。読者とのコミュニケーションを通じて書き手が作品の内容を決めていくといったこともできるという。