まずきっかけから。 先日、引っ越しの準備してたら昔の日記に挟んだ借用書を見つけた。 大学のとき付き合ってた元彼に貸した160万の借用書×2枚。 元彼がお金必要な理由も、学費が実家の都合でどうしても工面できなくなったって言うのを信じてたから貸した。 今思うと怪しいけど。
まずきっかけから。 先日、引っ越しの準備してたら昔の日記に挟んだ借用書を見つけた。 大学のとき付き合ってた元彼に貸した160万の借用書×2枚。 元彼がお金必要な理由も、学費が実家の都合でどうしても工面できなくなったって言うのを信じてたから貸した。 今思うと怪しいけど。
師匠は将棋が得意だ。 もちろん将棋の師匠ではない。大学の先輩で、オカルト マニアの変人である。俺もまた、オカルトが好きだった ので、師匠師匠と呼んでつきまとっていた。 大学1回生の秋に、師匠が将棋を指せるのを知って勝負 を挑んだ。俺も多少心得があったから。しかし結果は 惨敗。角落ち(ハンデの一種)でも相手にならなかった。 1週間後、パソコンの将棋ソフトをやり込んでカンを取 り戻した俺は、再挑戦のために師匠の下宿へ乗り込んだ。 結果、多少善戦した感はあるが、やはり角落ちで蹴散ら されてしまった。 感想戦の最中に、師匠がぽつりと言った。 「僕は亡霊と指したことがある」 いつもの怪談よりなんだか楽しそうな気がして、身を乗 り出した。 「手紙将棋を知ってるか」 と問われて頷く。 将棋は普通長くても数時間で決着がつく。1手30秒 とかの早指しなら数十分で終わる。ところが手紙将棋 というのは、盤の前で
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