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ブックマーク / somethingorange.net (4)

  • 乙一の穴埋め式プロット作成術。 - Something Orange

    ミステリーの書き方 作者: 日推理作家協会出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/12メディア: 単行購入: 15人 クリック: 67回この商品を含むブログ (29件) を見る Twitterで勧めていただいたので、読んでみた。というか、読んでいる。何しろミステリ作家数十人に取材した分厚いなので、一気呵成に読みあげるというわけにはいかない。自然、知っている作家のところを拾い読みすることになる。 まずは乙一の「プロットの作り方」。これが素晴らしくわかりやすく、具体的だった。現役の作家がこれほど手の内を明かしてしまって良いのだろうか、と思うくらい。以下に簡単に説明することにする。 乙一のプロットの作り方は非常にシンプルである。かれはいう。 小説は文字が連なってできている一の線だ。一の線には両端がある。つまりはじまりと終わりのことだ。その二つをここでは発端と結果と呼ぶ。すべての物

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  • 蛇と王冠――『十二国記』から『コードギアス』まで。 - Something Orange

    冬コミ発売の同人誌BREAK/THROUGH』編から、第六章「蛇と王冠――『十二国記』から『コードギアス』まで」をサンプルとして公開します。 月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) 作者: 小野不由美,山田章博出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/06/20メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 338回この商品を含むブログ (181件) を見る コードギアス 反逆のルルーシュ volume01 [Blu-ray] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2008/08/22メディア: Blu-ray購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (35件) を見る 第六章「蛇と王冠――『十二国記』から『コードギアス』まで」 冠の話をしよう。ただひとつの冠の話を。それは黄金で出来ており、偉大な魔力を帯びている。否、どこぞの老いぼれた魔術

    蛇と王冠――『十二国記』から『コードギアス』まで。 - Something Orange
  • うまい作品がおもしろいとは限らない。 - Something Orange

    同人ゲーム『うみねこのなく頃に』をエピソード2までプレイした。おもしろい! いや、もう、おもしろいどころじゃないですよ。圧巻ですよ。感動ですよ。 エピソード1があまりにも退屈なので、それを終えるまでひと月以上かかっているのだが、エピソード2は数日で読み終えた。 あまりにも濃密な物語体験にグロッキーになってしまったので、エピソード3に手を出すのはもう少し先にしようかと思うが、とにかくこれはすごい。素晴らしい。傑作。名作。いや――そうでもないかな? 『うみねこ』という作品をまえにして思わされるのは、その評価のむずかしさである。一筋縄ではいかないその内容もあるのだが、それ以前に、ひとつの作品として粗が多すぎる。 まず、最前書いた通り、序盤が退屈。それはもう異常に退屈。事件のひとつも起こらない登場人物紹介が延々数時間にわたって続くのは、ある種、拷問である。 たしかに『ひぐらし』に比べればずっと良く

    うまい作品がおもしろいとは限らない。 - Something Orange
  • 富士見ファンタジア大賞ちょっといい話。 - Something Orange

    自分が関わる話を自分で「ちょっといい話」とか書く時点でツッコミどころ満載ですが、ま、でも、ほんとにちょっといい話なので、読んでやってくださいな。 さて、まずは前提。このたび、ぼくが運営するグループブログ「ライトノベル新人賞に応募しよう!」(id:count-zero)の参加者である入江君人さんが、富士見ファンタジア大賞大賞を受賞されました。 ファンタジア大賞といえばなかなか大賞が出ないことでその筋では有名な賞です。あの『スレイヤーズ!』ですら大賞は取っていません。その賞をみごと射止めたのだから、これは偉い。すばらしい。賞賛に値する。入江さん、当におめでとうございます。 スレイヤーズ 1 (ファンタジア文庫) 作者: 神坂一,あらいずみるい出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2008/05/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (42件) を見

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