福岡市消防局は、11日午前9時半から博多消防署で記者会見し、博多消防署の葛城惠署長が火事の状況について説明しました。 この中で葛城署長は「燃え方などから火元は1階とみられる」と説明したうえで、被害が拡大した原因について「初期消火がされておらず、各階に設置されていた防火扉が閉まっていなかった」と述べました。 消防によりますと、防火扉は、1階から4階まで合わせて7か所に設置されていますが、すべて閉まっていなかったということです。 このうち火元とみられる1階部分の防火扉は、温度を感知して閉まるタイプのものでした。 しかし今回は、温度を感知するセンサーは焼け落ちていて、開いた状態だったということです。 また、2階は自動火災報知器が作動すると連動して閉まるものでしたが、閉まっていなかったということです。 また、3階と4階は常に閉まっているタイプのドアでしたが、こちらも閉まっておらず、消防は何かが扉の