こうした形になるのは、大気圏に突入して高度10キロ付近まで落下してきたところで、着水に備えて中に格納していたパラシュートを開いたためだということで、このときに、側面のカバーが設計通りに外れた結果だということです。 また露出した真ん中の筒の部分は、宇宙ステーションの実験で得られたサンプルを収納する重要な部分で、会見でJAXAの担当者は「写真からは大きな傷や変形などは見えず、状態としては非常によい」と話していました。 一方、下の方に目をむけると、カプセルの底の部分はシートがところどころはがれ、黒く焦げた場所もあり、およそ2000度まで上昇したと見られる大気圏突入時の高温の影響が見てとれます。 もともとカプセルは円すいに近い形をしていましたが、写真では側面の断熱カバーが大きく外れていて、真ん中にある銀色をした筒が露出しています。 こうした形になるのは、大気圏に突入して高度10キロ付近まで落下して