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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (7)

  • 発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て

    原子力発電所から漏れ出る放射性物質は、たとえ「微量」でもすぐに全国あるいは全世界レベルで検出されるようになるので、たとえ地上も空も立ち入り禁止区域になっている発電所で起こっていることがわからなくても、発電所で放射能漏れを伴う深刻な事態が起こった場合にはそれを隠すことはできません。逆に、発電所で起こっていることが発表されないにもかかわらず、全国レベルで観測される放射線レベルの異常があった場合には、逆に発表がためらわれるほどの状況であることがすぐに露呈してしまいます。 おそらく今朝(3月21日:注)の未明にそうした事態が起こったのではないかと思われます。 これは、ryugo hayano (@hayano) さんが佐々木、初田、永田、早田さんとともに、文科省の発表したデータを見やすくグラフ化してくださったものです。 3月16日に急激な上昇を示した茨城県で、今日の未明から検出される放射線量がまた

    発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て
    takeshiketa
    takeshiketa 2011/03/22
    隠してると言うより正確に状況を把握できてないのでは。いずれも良くない話ではある…
  • 公開でプレゼン・ディスカッションできる場で敗退した文科省 | 5号館を出て

    今日は文科省関連の事業仕分け作業があるというので気になっていたのですが、最後の2つはネット中継をみることができました。テニュアトラックやポスドク支援など若手研究者支援関係のものについては、ネット上で録音したものが配布されていたので、それをだいたい聞きました。 今感じていることは、こうしたチャンスをもらったにもかかわらずきちんと自分たちの予算を守る論戦を張れなかった文科省は最悪だったということです。話を聞いていると、どうやら今までにも行政刷新会議と何回かやりとりがあったようで、今日もどういうことを訊かれるかはだいたい予想できていたはずです。 それでいながら、あのていたらく 国立大学を事実上経営している機関ですから、いわば我々の上層部にあたる方々です。我々の生殺与奪を握っている予算に関して、胸を張ってどのくらい重要なものであるかを、いわば素人の委員達を蹴散らしてもらわなければ、我々としては頼る

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  • またしても現れた粘菌 | 5号館を出て

    去年の9月13日に我が家に粘菌が出現したという記事を書きました。 十四夜の朝 その時に現れたのがこの黄色いやつでした。 今朝はたまたま、ひと目見た瞬間に、これは粘菌だとわかるやつが、昨年粘菌が出たのとほぼ同じ場所で見つかりました。雨が多く天候不順な夏で憂だったのですが、こいつを発見したので「天候不順もまた楽し」という暢気な気分になってしまいました。 広がっているのがどうやら2個体(?)いる感じです。

    またしても現れた粘菌 | 5号館を出て
  • ありそうもない化石が掘り出された | 5号館を出て

    動物の化石というと、恐竜を筆頭に脊椎動物の骨の化石やサンゴの骨格や貝殻などのようにカルシウムなどを含む硬い組織だけが(もちろん他の鉱物などに置換されることも多いのですが)保存されるのが普通です。しかしながら、そうした硬い組織を含まないものでも「幸運」が重なると何千万年、何億年も残ることがあります。タコの化石はそうしたものの中でも特に保存されにくいものと考えられており、中生代以前のタコの化石は現在に至るまでたった1例しか報告がありません。しかも、それは100年以上前の1896年のものです。 古生物学の専門誌 Palaeontology の最新号に載った論文には、そんな珍しいはずのタコの化石がレバノンの石灰石の中から一気に5匹分も発見され、そのうち3種が新種として報告されています。9500万年前の地層に埋まっていたこれらのタコは、現存のタコとほとんど同じ吸盤のある8足という姿形をしており、墨

    ありそうもない化石が掘り出された | 5号館を出て
    takeshiketa
    takeshiketa 2009/03/19
    へーー。よくこんなもんから胃袋とかわかるなぁ
  • 肺の退化したカエル | 5号館を出て

    (よく見ると、前足の指に爪があるみたいです。それも、とても不思議です。) 原著論文が日4月8日発行の Current Biology に出ていると書いてあるのですが、見つかりません。仕方がないので、ナショナルジオグラフィックの記事からご紹介します。 カエルの学名は Barbourula kalimantanensis。肺がないということは、皮膚呼吸だけで生きているということになります。このカエルは最初1978年に発見されていたのだそうですが(名前もその時についていたのだと思います)、その15年後に採集されたものと合わせて、たった2個体の標しかなかったので、今までには解剖されていなかったようです。お金があれば、今なら小動物用のCTスキャンなども使えるのでしょうが・・・。 今回、ある程度の個体数が取れたので、解剖をしてみたところ「肺がない」という大発見になりました。 陸上の四足動物で肺を持

    肺の退化したカエル | 5号館を出て
    takeshiketa
    takeshiketa 2008/04/09
    『両生類の皮膚はいつも湿っており、その組織はある意味で我々の肺の内側と同じような状態にあるので、皮膚を薄くして血管を発達させると肺の代わりになるということは容易に想像がつきます。』つかないよ!へー
  • 自由自在にコントロールできる3D人体模型 | 5号館を出て

    サイエンティフィック・アメリカンのニュースで、ものすごいものを発見してしまいました。スライドショー形式になっている記事は、こちらです。 Gross Anatomy Via Your Computer [Slideshow] 記事を読むよりも、実際に自分で操作してみると、そのすごさがわかります。サイトはこちらです。 無料ですが、登録が必要です。登録後すぐにアクセスキーが送られてきますので、早速アクセスすると、おそらく3D画像をグリグリ動かすためのソフトのインストールを要求されますが、すぐ済んで使えるようになります。(残念ながら、IEでしか動きません。) 画像が1700以上のパーツが描きこまれた精密な3Dになっており、それを全部読み込まないと動かないので、ちょっと重たいですが、我慢する価値はあります。 これが初期画面で、骨格系が読み込まれています。

  • ヒトの研究が始まる時、動物の研究が終わる 【追記】仙台通信さんにトラックバック | 5号館を出て

    2008年 01月 13日 ヒトの研究が始まる時、動物の研究が終わる 【追記】仙台通信さんにトラックバック 私が大学院にはいった頃、動物発生学の研究ではウニやヒトデを使った受精研究が非常に盛んに行われており、研究者の数も多く、学会発表の数も多く、論文も多く出ていました。その頃、ヒトはもちろんマウスをはじめとした哺乳類は体外での人工授精すら難しく、たまたま成功することもあるというレベルだったのに対して、ウニやヒトデそれにカエルなどはもともとが体外受精で、成熟した卵と精子さえ手にすることができればそれを使って誰でもが人工授精させることができることもあって、受精の前後に起こることについて膨大な情報が蓄積されていました。 その頃でも、ウニやカエルの受精研究の意義を述べる時に、それが「ヒトでは研究することが困難な受精のプロセスを明らかにすることに貢献する」ということを強調して、論文のイントロやディス

    ヒトの研究が始まる時、動物の研究が終わる 【追記】仙台通信さんにトラックバック | 5号館を出て
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