東京医科大は医学部医学科の今年の一般入試の合格率が、男子16・9%、女子16・7%と男女でほぼ同じだったことを20日、ホームページで公表した。女子や多浪生を不利に扱う得点操作が明らかになった昨年の合格率は男子が8・8%、女子が2・9%と3倍超の差があった。得点調整を排除したことが反映されたとみられる。 東京医科大が公表した資料によると、今年の一般入試の受験生は男子が498人(昨年比1098人減)、女子が288人(同730人減)で、男子84人、女子48人が合格した。大学入試センター試験の利用者342人(男子206人、女子136人)では88人(男子52人、女子36人)が合格。両区分を合わせた合格率は男子19・3%、女子19・8%と女子が上回った。