バッハ氏の銀座散策 丸川五輪相「不要不急かは本人が判断すべきだ」 | 毎日新聞警護がつく中、東京・銀座を歩くIOCのバッハ会長（中央）＝東京都中央区で2021年8月9日午後4時6分（読者提供） 丸川珠代五輪担当相は10日の閣議後の記者会見で、国際オリンピック委員会（IOC）のトーマス・バッハ会長が9日に東京・銀座を訪れたことについて、「不要不急かどうかは本人が判断すべきだ」と述べた。 新型コロナウイルスの感染対策をまとめた規則集「プレーブック」では選手や大会関係者が観光することを禁止して…
新田が静岡降す 夏は初出場、90年選抜以来の白星 夏の甲子園 | 毎日新聞
【新田－静岡】七回裏静岡1死一塁、山岸廉尊の中飛を中堅手・長谷川聖天が好捕＝阪神甲子園球場で2021年8月10日、西夏生撮影 第103回全国高校野球選手権大会は第1日の10日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦を行い、夏初出場の新田（愛媛）が4－2で中止の昨夏を挟んで2大会連続26回出場の静岡を破った。新田の甲子園での勝利は、初出場で準優勝した1990年の選抜大会以来、31年ぶり。 新田は大会第7日第3試合の2回戦で、東明館（佐賀）―日本航空（山梨）の勝者と対戦する。 新田が競り勝った。二回1死一、三塁から向井の右前適時打で先制。六回は2死三塁から山内の左前適時打で加点し、同点の八回には2四球などで1死満塁として入山の右翼線2点適時二塁打で勝ち越した。要所で外野陣の好守も光った。静岡は七回1死一、三塁から敵失と山本の中前適時打で追いついたが、及ばなかった。
わたしのふるさと便：言わせて！県民あるある 静岡県 伊豆、駿河、遠江 個性を主張 | 毎日新聞
静岡県は広い。富士箱根伊豆から始まり浜名湖周辺まで、東海道の宿は22宿、新幹線は6駅。東西は静岡市―東京とほぼ同じ距離の155キロ、南北は118キロ。都道府県で13番目の広さだ。東名高速道路で移動しても、静岡に入ってからいつまでたっても抜け出せない、と奇譚（きたん）めいた笑い話があるほど。だから静岡県民にとっては何事も「静岡のどこ？」がかなり重要なポイントだ。仕事に就いて数年、県内を駆け回っていて実感したことだった。 広大な分、食、文化、歴史、名所、なんでもそろう。伊豆、駿河、遠江（とおとうみ）の3国が、豊かな個性を主張する。県内巡りは欧州旅行のようなものかもしれない。日本列島で見れば、地質の継ぎ目、文化の分かれ目にもあたる。西部に行くにつれ、うどん屋が多くなり、東部に行くにつれ、そば屋が多くなる。飽きない。「ワンダーランド静岡」と呼びたい。＝静岡市葵区、フリーアナウンサー、冨田順子さん
わたしのふるさと便：秘密のグルメ 静岡県 「文珠庵のとろろソバ」 産地極秘こだわり自然薯 | 毎日新聞
ミネラルたっぷりで胃にやさしいとろろ汁。静岡でとろろ汁といえば、「東海道五十三次」や、「東海道中膝栗毛」で弥次喜多が遊ぶ丸子（まりこ）宿の丁子屋が定番だ。そこから安倍川を5キロほど北上した静岡市葵区羽鳥の「文珠庵」も名高い。 東海地方随一という梅園（約400本）で知られる曹洞宗の古刹（こさつ）「洞慶院（とうけいいん）」の門前に構え、27年。国産の自然薯（じねんじょ）に徹底してこだわる。店主の小林秀光さん（57）によれば、掘り師3人に調達を任せるが産地は極秘。年々収穫量は減り、8月ごろには備蓄も底を突くケースがあるという。 書家で毎日書道展の参与会員、柿下木冠さん（81）は「若い頃、書作の合宿地が洞慶院だった。文珠庵のとろろは、子供時代に食べた味そのもの。これぞ本物」と絶賛する。 早春、静岡市民は梅をめでに寺を訪れ、店で新鮮な山菜天ぷら、とろろそばで季節を満喫する。フキノトウ、わらび、コゴミ
くらしナビ・環境：環境問題、記者が薦める一冊 | 毎日新聞
新型コロナウイルス感染拡大で都道府県境を越える移動自粛などが求められている夏。読書を通じて地域や地球の来し方行く末に思いを巡らせてみるのはどうでしょう。環境問題を取材する記者がお薦めの一冊を紹介します。（本のタイトル、著者、出版社、税込み価格の順） 大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件（カーク・ウォレス・ジョンソン著、化学同人、3080円） ロンドンの自然史博物館トリング分館から、鳥類標本299体が盗まれた。犯人はフライフィッシングに使われる毛針づくりの愛好家。貴重な羽は毛針に姿を変え、材料としても世界中に売りさばかれた――。2009年に起きた奇妙な盗難事件を追うルポだ。 最も興味深かったのは「盗まれた鳥はなぜ『貴重』な存在になったのか」という点だ。絶滅種も含む標本は、進化論など科学の進展に大きな貢献をしてきた。
東京五輪、成功体験か反面教師か 22年北京は、24年パリは | 毎日新聞
エッフェル塔に隣接するシャンドマルス公園に建てられた仮設建物。パリ五輪で柔道などの競技場として利用される＝パリで2021年8月6日午後4時17分、久野華代撮影 北京冬季オリンピック・パラリンピックは半年後の2022年2月に開幕する。新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）が収まる兆しはなく、北京では東京五輪も参考にして「コロナ下の五輪」を前提とした準備が進む。一方、24年夏季五輪の開催地となるパリは、巨額の開催費用を投じた東京五輪を教訓に、既存施設などを活用した低コストの大会を目指す。 コロナ対策 北京は日本が「予行演習」 「東京五輪の経験を参考にしつつ、北京式のコロナ対策を組み合わせる。そのためには、隔離用の通路や壁、臨時の隔離所などを新たに建設する必要がある」。中国メディアによると、北京冬季五輪の施設建設担当者は7月30日の記者会見で、こう強調した。五輪で使う39施設そのものの
厳戒下の祭典で：選手村近くのスーパーで買い物 秋葉原でも選手らの姿 バブルに穴 | 毎日新聞
遅い時間まで選手村の出入り口で選手たちを待つ人たち。サインの要望に応じる選手たちもいた＝東京都中央区で2021年8月7日午後8時39分、後藤由耶撮影 8日に閉幕した東京オリンピックは新型コロナウイルスの感染対策が最重要課題だった。大会組織委員会が感染を広げない手段として繰り返し強調したのが、選手らと外部との接触を遮断する「バブル方式」だ。ところが大会終盤には選手村周辺や東京・秋葉原で街を歩く選手らの姿が目立ち、バブルは壊れていた。 翌日に閉会式を控えた7日夜、東京都中央区の晴海ふ頭。選手村から数百メートルの場所にあるスーパーとコンビニに、首から大会参加資格証を下げた外国人選手らが次々と買い物に訪れた。記者がその場にいた約2時間だけで6～7カ国、20人以上に上った。 「スイーツやお菓子、ビールを買った。選手村では買えないからね」。声をかけると、ブラジルの男子選手が応じてくれた。「日本は素晴ら
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