いかにレビューが有益なものであろうと、また、実践のための合理的な準備・計画があろうと、それだけでは効果は望めない。レビューにかかわる全関係者にその有用性を理解してもらうことが、成功の前提条件となる。 あなたの組織では、レビューが軽んじられていませんか? 第1回『“確実な記録”こそが、品質・コストに貢献する 』では、「レビューには目的意識が大切」といったことを述べましたが、何事も「目的」を実現するためには「計画」が必要です。特に、一見“自由度が高い”レビューにおいては、綿密な計画を立てることが非常に重要な意味を持ちます。 ただ、「計画」といっても、堅苦しい文書を作るわけではありません。具体的には、「どのようなレビューをするか」「レビューの開始と終了の条件」などを明確化するとともに、「レビューを行うことによる、開発メンバーにとってのメリット」「早期にミスや問題を発見することによるリスク低減効果
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