4月4日、J1は1つのビッグゲームを迎える。浦和レッズと松本山雅。日本サッカー史上でも最大級のジャイアントキリングとして記憶される試合を戦った両者が、J1の舞台で再び激突するのだ。 2009年の天皇杯において当時、まだ北信越1部リーグに在籍していた松本山雅がホームのアルウィンで、Jリーグを代表するクラブの1つである浦和レッズに2−0で勝利する大番狂わせを演じた。前者にとっては栄光、後者にとっては屈辱のゲームは今でも語りぐさであり、どちらのサポーターに聞いても忘れられない試合となっている。 “隙を与えず、隙を突く”スタイルを掲げ、初挑戦のJ1で印象的な戦いを見せる松本山雅と、J1の中でもポゼッションを重視する攻撃サッカーを掲げる浦和レッズ。今回の会場は埼玉スタジアム。当時からメンバーは大きく変わったものの、チームはもちろん、両クラブのサポーターにとっても試合、応援ともに負けられない一戦となり