mignは、数十枚の学習データだけで、高精度な構造物のひび割れなどの劣化を判定するAIサービスの提供を開始した。 mignは2023年4月、数十枚程度の画像学習データで実装可能な施工良不良判定AIモデル「inspit(インスピット)」をローンチした。inspitは、現場で撮影した画像を入力し、高い精度で施工の良しあしを判定できる。 数十枚程度の学習データで95%以上の精度で良/不良を判定 土木構造物や建築物の竣工検査や劣化診断は、現場担当者の習熟した目視で行われているのが現状だ。しかし、近年は、多くの土木構造物や建築物は数十年の経年で劣化が進み、環境負荷を考慮した既存インフラや中古不動産の修繕機会も増加している。一方で、建設業界の高齢化と若手人材の不足による技術継承が不十分で、十分に慎重な土木構造物や建築物の竣工検査や劣化診断が難しい状況にある。 施工良不良判定及び劣化判定AIモデルins