2018年に入り、CPUの脆弱性をつくセキュリティリスク「スペクター(Spectre)」と「メルトダウン(Meltdown)」が発見された。専門家は「事実上すべてのパソコンユーザーが危機にさらされている」と指摘した。 その後、インテルやAMD、ARM、マイクロソフト、グーグルなど、ほぼすべての主要企業が緊急アップデートをリリースした。しかし、これらのパッチは実際にインストールされなければ意味がない。 スペクターとメルトダウンの危機にさらされているパソコンの数は数十億台にも上るため、すべてのシステムにアップデートをインストールさせるのは至難の業だ。しかも、新たな攻撃も発見されている。 この1週間だけで7つの新たな攻撃が発見された。メルトダウン系が2つ、スペクター系が5つだ。7つのうち6つがインテルとAMDの両方のプロセッサーに対して有効で、プロセッサーがどちらであれ危険度はほとんど変わらない