年頭恒例の国際家電ショー(CES)が、今年もラスベガスで開催された。2010年最大のヒット・ディバイスであるiPadを追って、CESでは各社がタブレット・モデルを展示した。「タブレット元年」との前評判通り、デルやHPなどが顔をそろえ、その展示数は30機種を越えているだろう。 日本勢ではソニーや東芝などが顔をそろえ、NECはグーグルのモバイルOS"Android"を使ったダブル・スクリーンのタブレットを展示した。 タブレット元年は、クラウド・ディバイス時代の幕開けでもある。日本は、過去4年に渡って米国勢にクラウド・ビジネスで席巻されてきた。しかし、モバイル・ブロードバンドと家電が融合する"クラウド・ディバイス"となれば、日本の出番到来だ。 しかし、強敵韓国を筆頭に台湾や中国勢が狙う同市場で、果たして日本は生き残ることができるのだろうか。今回から数回にわたって、クラウド・ディバイス戦略を紹介し
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