2005年10月22日17:23 カテゴリLogos 模倣と創造 ちょっと大風呂敷を拡げてみることにしよう。 たけくまメモ: 許される模倣・許されない模倣 ここにふたつの作品があり、いずれも特定の作品を下敷きにしていたとします。それで一方が「盗作・剽窃」であり、一方が「問題なし」と判断されたとする。この違いはどこに求められるのかというと、そこに「創作性独創性に基づくプラスαがあるかないか」という一点にかかってくるわけで、ベースになる表現が模写かトレースかという違いを云々することに、問題の本質があるとは、俺には思えません。 一つだけ確かなことがある。模倣がなければ、作品どころか、生命も存在しなかったのだと。 実は模倣する能力そのものというのは、まさに神を持ち出したくなるほど「創造的」なものだ。遺伝というのは、まさに模倣のプロセスである。ドーキンスのいうミームも「模倣子」という訳語が当てられる